こどもの日に寄せて。

投稿日:2022 年 5 月 7 日(土) | |

子ども・子育て応援団のみなさま

 

先日5月5日は、子どもの日

新聞やネットニュース等でも子どもに関する情報が多く上がっていましたね。

過去最低を更新し続ける出生数には、憂いを抱いた方も多かったことと思います。

また、コロナ禍における子どもたちや親の現状を調査した国立成育医療研究センターによる「コロナ×子どもアンケート」の結果も記事になっていました。

長引くコロナ禍が子どもたちや親に及ぼす影響は、子どもの周りにいる大人の一人としても決して見過ごすことはできません。

実際に、我が家の子どもたちもコロナ禍前のように、のほほんと(というと子どもに失礼か^^;)過ごすことはできなくなっています。

 

外出時に定着した、子どもにかける合言葉は「マスク持った??」

小学生2年生の娘がマスクを忘れてしまって、泣きながら通学路を逆ダッシュしてきたことも何度かありました。(ランドセルに予備マスクも入ってたけど、それも忘れて。)

「マスクをすること」にとても気を使っている今の子どもたち。

感染予防のために仕方のないこととは言え、マスクなど気にせずに思い切り笑顔を見せ合えたらどんなに良いだろう。

3年目に入った今でも、その思いは諦められません。

下記に紹介した「子どもからまなぶこどもの気持ちや考えの聞き方」では「マスクなんかゴミバコにすてちゃえ!いってほしい。」(小5男児)とありました。この子どもらしくて可愛らしい表現に、少しクスっとした後で涙が浮かんできます。私も言ってあげたいよ!!(いつか言います!笑)

マスクはほんの一例で、些細なことから重大なことまでコロナ禍で思うような「子ども時代」を送れていない子どもたち。

私たちはもどかしい思いを抱えながらも、できることを地道に継続するほかありません。

 

それは、

大人の不安は悟られぬように、子どもたちがのびのび遊べる場を維持することだったり、

定員の設定に悩みながら、お母さんたちの学びや交流の場を維持することだったり、

十勝の「今日の感染者数」とにらめっこしながら、人形劇公演を開催することだったり、

提供会員の増減に一喜一憂しながら、ファミリーサポート事業に取り組むことだったり。

もっと見えにくいことだと、

子どもたちが普通なら禁止されるであろうあそび(ここでは書けないようなことも^^;)を、大人たちが面白そうに眺めることだったり、

赤ちゃんの周りを、子どもや大人が丸く囲んで「かわいいね、あ、笑った!」と喜び合うことだったり、

気のいい大人たちが、子どもたちの話(脈略のない謎ストーリーや、学校や部活の愚痴など)を「ふむふむ。」と聴くことだったり、

見よう見まねの子育てが叶わない親に、赤ちゃん相手にマシンガントークを浴びせる(ひたすら話しかける)理事長を見せることだったり、

お母さんが「2歳児の子育ては大変だ」という話を聴いて「ほんと大変だよね。」と心を寄せることだったり、

ぷれいおんで「よその子を見守る」という経験をした大人が、自分の生活エリアでも「よその子」を心配する話を聞いたり、

ぷれいおんで「多様な価値観」に触れた子どもたちが、多様な人たちと一緒に社会を創っていく姿を見届けたり、

・・・挙げ出せばきりのない、ささやかすぎるストーリーをたくさん積み重ねてきました。

 

正直なところ、私たちの活動はとても地道で…というか地味で、目に見える大きく分かりやすい成果もこれまでお伝えできずにいます。

「〇〇人が共感体験を実現しました!」「子どもが〇〇の発達課題を達成しました!」などはありえず、決して数値では計れない日々のささやかな日常が、私たちの成果そのものです。

 

一昔前はきっと当たり前だった、温かくて優しくて大らかな地域のつながり。

そんな地域づくりに取り組むとともに、

そんな地域づくりをしたいと思う人を増やしていきたいと思っています。

 

「そんな地域づくりをしたいと思う人」を募集しています。

冒頭の「子ども・子育て応援団」の皆さま、そして個人サポーター会員である71名の皆さま、正会員150世帯の皆さま(2021.9月時点)と共に、

一人でも多くこの輪に加わってほしいという想いから、年間3,000円(一口)、月々250円からのご支援をお願いしています。

必要なのは、活動資金はもちろんですが、それ以上に「子ども・子育て応援団」の存在そのものにお力をいただきたいのです。

子どもたちにナイスなバトンを渡せる社会に、ご協力どうぞよろしくお願いいたします!

ご寄付の方法

(インターネットからのご寄付も可能です。ご不明な点がありましたらお気軽にメッセージ、お電話、LINE等お願いします。)

 

下記、分かりやすくまとめられていますのでご紹介します。(出典:国立成育医療研究センター)

子どもからまなぶこどもの気持ちや考えの聞き方

子どものSOSに気づいたら

 

スタッフ嶋野奈津美

こどもの日に寄せて。

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