集まろう!子ども真ん中みんなの居場所 ~理事長いまむらより~

投稿日:2022 年 11 月 30 日(水) | |

先月、無事定期総会を終えることができました。年に一度の総会は、事業や運営をふりかえり、課題を整理して新たな一年の歩みを確認する大切な節目です。また、多世代の会員が一堂に会する機会でもあり、ぷれいおんにつながる多種多様な人々と出会えるきっかけにもなっています。

ぷれいおんは、前身のおやこ劇場の創設から来秋50年を迎える歴史の長い団体です。私自身の代表歴ももうじき20年。自分自身の子育てを「たくさんの人の輪の中で」と願って仲間に加わったのが始まりでした。いつしかすべての子どもたちの最善の利益を考えるようになり、いつも頭の中でアイデアの断片が渦巻く日常になりました。NPOという未知の組織づくりに着手して、会の内外の多くの人に出会い、“いま、ここ”でできることを一つ一つ積み上げてこられたのは、協力してくれる一人一人の力があってこそ。

 

子どものため、自分のため、社会のため。会員それぞれが、この会に所属するきっかけやニーズは異なっていても、参画しつながっていけるのはなぜでしょうか? ぷれいおんは、会員の「したいこと」「あったらいいな」が共有され、力を出し合って実現できる場です。単なるサービスを受ける場に留まっていません。主体的に活動に関わることで、自己効力感(やればできる感覚)や、人との関係の広がりを得られるのは、大人も子どもも同じこと。受容され、自分の役割を見つけて挑戦し、喜んでもらえる経験ができる。そんな関係性が築ける場です。

 

心理学的に、人の幸福度を上げる要因として、健康や、自己決定、自己効力感、人とのより良い関係性などが、とりわけ重要視されているそうです。これらの項目は、学歴や収入以上に幸福度に大きく影響するともいわれます。日頃から、「お客さんにならないで」と会員の皆さんに協力を求めているのは、《どんな小さなことでも役割を発揮することで会の活動に貢献でき、関係性がつくれる》という側面を重視しているからです。一過性の受け身の関わりでは得難いつながりを、個人個人の心地良く程良い関わり方で紡いでいける。この関係性こそが活動の原動力ですし、ぷれいおんメンバーシップを誇りに思えるような組織運営が理想の姿だと思い描いています。

 

第18期も、子ども真ん中社会をめざし、子どもに寄り添い誰もが安心できる居場所づくりに取り組んでいく所存です。皆さまの温かいご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

理事長 今村江穂

 

◎前年度の活動を振り返った年次報告書はこちら

 

帯広の森・はぐくーむ主催「秋まつり」の一コマ。

高学年以上の活動「秋合宿」の一コマ

プレママ・プレパパ・0歳児の親子向け「赤ちゃんの日」の一コマ

集まろう!子ども真ん中みんなの居場所 ~理事長いまむらより~

コメント:集まろう!子ども真ん中みんなの居場所 ~理事長いまむらより~

  • 2022年12月10日 at 6:04 PM
    Permalink

    事務局の皆様、昨年度もお疲れ様でした。
    今年度もまた一年頑張りましょう。
    我々はきっと良い方向に進んでいると信じています。

    青年ブロックは秋合宿、スキー、高学年キャンプしかイベントを予定していませんが、3月ごろに何か出来たらなと検討中です。
    参加者増えたらうれしいですね。せめて20人くらい。

    Reply
    • 2022年12月12日 at 2:03 PM
      Permalink

      シャベルへ
      コメントありがとうございます!!
      子どもだった君たちが今や親となり、変わらず子どもたちの先頭を切って異年齢のあそび集団をリードしてくれることが、私たちの活動の誇りです。
      参加人数は多くても少なくても、いつの世も居場所を求めている子どもたちはいるものです。わくわくドキドキするあそびの時間、空間、仲間を、これからも一緒に創っていってくださいね♪頼りにしているよ。

      Reply

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