理事長いまむらコラム「うれしい春!」

投稿日:2023 年 4 月 20 日(木) | |

うれしい春!

雪に閉ざされた季節を越え、ようやく地面の下から黄色いフクジュソウの姿を見つけたとき、「あぁ、またこの季節が巡ってきたんだ」と、ほっと安堵します。

今年の雪解けはいつもより早く温かいせいか、エゾアカガエルの産卵も若干早め。先月末から、早速市内某所で見つけた卵塊(担当はいつも夫。重要なミッションです! )をぷれいおんの玄関ホールで飼い始めました。

小さいお友だちは、興味津々に卵→オタマジャクシ→カエルへと成長する過程を見つめています。生き物が苦手なママたちも、無心で観察ケースに頭を寄せ合う子どもたちの姿に成す術もなく、少し離れたところから静かに見守る様子を見るのもまた楽しいです。

オタマジャクシ、アリジゴク、鈴虫、クワガタ、キアゲハの幼虫…、毎年季節ごとに訪れるスペシャルゲストです。つい先日、我が家で昨秋から大切に保管してきたスズムシが、早くもふ化しているのを発見し、びっくり仰天!体長2、3ミリ、生まれたてで未だ透明な姿ながら、触覚をせわしなく動かす様子には、確かな生命力を感じます。もう少し扱いやすくなれば、出張してお楽しみいただく予定です♪

さて、このように玄関先のスペースを占拠するのは、皆さんに小さな生き物への愛着に共感してもらいたい、子どもたちの心にセンスオブワンダー(自然の神秘や不思議さに目を見張る感性)が根付いていくお手伝いがしたい、という一念なのです。

他者への関心、関わり方や、この地球上で生物の多様な関係性の中で調和を図りながら生きる感覚を身に着けることにもつながっていくのではないか、とも願いながら…。

この5年間ほどで定着してきた、森でのあそびに込める思いも同じです。
身近に自然の神秘や不思議さに触れながら、五感を刺激する体験をたくさん積み重ねて欲しい。○○○ができるようになる、という分かりやすい成果は見えなくても、時に「大切なものは目に見えない」という信念を持って子育てすることも大切です。
大人の都合で「やらされる」促成栽培か、自分の意思(意欲)で、失敗しながら試行錯誤しながら、大地にしっかりと根を張り、自分自身のペースで夢や希望を実らせていくか。

入園、入学、進級した子どもたちへ。

これから先、みなさんが生きていく未来は、グローバル化や高度な情報化、気候変動などの影響が相互に影響し合い、予測不能な社会です。そんな社会でたくましく楽しく生きていくために、知識も大事だけど、それだけじゃなく臨機応変に工夫ができるしなやかな頭と、いろいろな人と仲良くしたり、思いやったりできるコミュニケーション力や想像力を育んでおくことがとても大事です。

だから、ぷれいおんでは、子どものみなさんの今、子どもの時間を大切にしたいと思います。やってみたいなぁと興味や関心を抱いたら「まずはやってみる」ことができるように、できる限り応援していきます♪みなさんの毎日が、わくわくどきどきするような一日一日であるように、子どもが大人の都合でガマンしたり、悲しい思いをしたりすることがないように、ぷれいおんの大人は子どもの目線に立って力を合わせて進んでいきたいと思います。

小学生以上のみんなは、疲れたとき、心がざわざわして落ち着かないときは、ほっとできる、くつろげる場所「アトリエスペース」にも立ち寄ってみてください。(詳しくはお知らせを見てね♪)ひとりひとりの子どもたちの笑顔の輪が広がっていくように、子ども真ん中の活動が広がるように、一緒に考え合って実現していきましょう。

新しい春、おめでとう!!

アトリエスペース(子ども部屋)安心して過ごせる場になるといいな^^
どうしたら良いか、アイデアがある人がいたら教えてね。

壁に飾る作品など募集中!

寄付で寄せられた、色んな材料が揃っています。なんでも好きな物つくってね。

 

理事長いまむらコラム「うれしい春!」

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