こども環境学会賞 活動賞を受賞!
このほど公益社団法人こども環境学会の活動賞を受賞しました。
創立50周年の節目に、私たちが営々とつなげてきた活動を客観的、学術的に評価してもらえるチャンスだと思い、《創立50周年 子どもも親も遊んで育つまちづくり》というタイトルで応募しました。
50周年を迎えたばかりのこのタイミングで受賞できたことに安堵しています。
授賞式は、こども環境学会創立20周年記念全国大会で執り行われましたので、久々にコロナ後の子どもを取り巻く環境に関する研究、実践にも触れることができました。
活動賞の受賞は、
①一過性ではなく継続性があり
②子どもの参画による活動であること
③地域やコミュニティーへの広がりがあり
④波及効果の可能性のある新しい試みであること
⑤各種の組織との協働の仕組みが活かされた活動
という5つの条件が提示されています。
これに対して、ぷれいおんの活動は
「社会や子どもを取り巻く状況に合わせて活動し、体制を改変させ、認定NPO法人として会員組織を維持しながら、子どもと大人が学び合い支え合える活動を継承してきた」
「会員だけではなく、様々な支援を受けられる組織作りで地元企業や行政からの支援や協働事業も多く実施されている」
「〈芸術文化体験〉〈生活文化体験〉〈子育て支援〉〈地域ネットワークづくり〉の各事業で多彩なプログラムが展開され、多様な人々が集う中で、子どもが企画するものもある」
「子どもたちの権利が守られ、子どもたちが大切にされる居場所がある」
など、7人の審査員の満場一致で高い評価を得ました。
授賞スピーチでは、私たちの活動を紹介する動画を披露し、来場者に見ていただくことができました。
審査委員長の講評では、
「全国の子ども劇場おやこ劇場が衰退し消滅していく中で、子どもをとりまく状況を敏感に察知しながら、柔軟に活動スタイルを変え子どもや親子に寄り添ってきた」
「高学年のキャンプに多くの青年たちが結集するのは、子どもたちが野外の活動を通じて絆を深め、魅力ある活動になっている証」とも語ってくださいました。
また、子どもを取り巻く多くの課題や研究がある中で、実際に持続可能性を担保しながら地域で粘り強く活動する団体のエントリーは減少しているそうです。そうした状況下での私たちの活動の価値も再確認できました。
実際に、みんなで知恵を出し合って、今必要と思える活動を生み出し運営していくのは楽しく、やりがいのある日々です。
と同時に、そのための資金繰りに常に頭を悩ます不安とも背中合わせ。私のそんなつぶやきにも「低空飛行上等!資金ありきじゃ、いい活動にはならないよ」との励ましの言葉もいただきました。困難だからこそ知恵を出し合い、協力して前に進んでこられたのかもしれないな、と気付かされたのもいい刺激になりました。
今を生きる子どもたちの力になることに夢中で走ってきたけれど、人と人とがつながり合って半世紀もの間続けてきた私たちの活動は、十勝の子どもや子育ての文化を築く一翼を担ってきたんじゃないか、としみじみふり返っています。これまで様々な形で活動に携わったり応援してくださったすべての皆さんと、受賞の喜びを分かち合いたい!!そんな気持ちになりました。
今回、「子ども参画とは何か?」を改めて学ぶ必要を感じたり、この先も「会員が自分事として協力しあって進めていくためには?」を考え続けていきたいな、と力をもらえたり。どんなときも諦めないで歩み続けて良かったな、この先もぷれいおんの可能性を広げていきたいな、と思えた2日間でした。
理事長 今村江穂(いまむら みずほ)
今村理事長東京出張お疲れ様でした!
僕が作らせていただいた動画が少しでも役立ったのなら良かったです。
すばらしい専門家の皆さんに見ていただくことができましたよ!
いつも動画でぷれいおんのサポートしてくれてありがとうございます!
年次報告書の進捗はいかがですか?
よろしくね♡
いまむら